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Column
2024.12.14
記事の監修者
金田大樹
AXIA Marketing代表取締役
リサーチ会社を活用した経営判断を、日本企業の常識にしていくことがモットー。
鉄鋼専門商社や株式会社ネオキャリアのフィリピン現地法人での勤務を経て、リサーチ事業にて起業。中堅から大手調査会社やコンサルティング会社のリサーチのプロジェクト管理を行った。その後、AXIA Marketing(アクシアマーケティング)株式会社を設立し、代表取締役に就任。上場企業をはじめ、多くの企業の成長を「価値ある情報提供力」でサポートしている。
ブランド調査とは、自社の商品やサービスが、顧客からどのようなイメージを持たれているかをあらゆる情報を基に調査することです。これにより、自社の知名度やポジショニングが明らかとなり、競争優位性を確立することが可能となります。
しかし、適切な方法でブランド調査を行わないと、偏った意見を一般的な意見と誤解して誤ったポジショニング戦略に終始してしまうなどのリスクがあります。
そのため、自社に十分な調査ノウハウがない場合には、専門の調査会社にブランド調査の実施を依頼することが有効です。
そこで本記事では、ブランド調査を支援するおすすめの企業7選について、それぞれの企業の特徴・強みや選び方とともに分かりやすくご紹介します。
本記事を読めば、自社の目的に合った適切な調査会社を選ぶ上で有益な情報を手に入れることができますので、ぜひ最後までお読みください。
ブランド調査について1時間の無料オンライン相談も承っております
お見積りなどもお気軽にお問い合わせください
ブランド調査とは、企業が提供する商品やサービスに対して、企業全体のブランドイメージや認知度をあらゆる情報から調査することです。
私たちは日常の中で、洋服やPC、スキンケア用品、食べ物、飲み物など、たくさんのブランド商品を目にしています。
それぞれのブランドには、独自の商品イメージがあるはずです。例えば、『安くて安全が売りな食べ物』だったり、『手軽に手に取りやすいような店舗展開している服屋』、『わかりやすいキャッチコピーを考えているスキンケア製品』など様々でしょう。
これら一つひとつの商品に対し、「商品をどのように販売しようか?」「似たような競合他社の製品はどんな方法で販売されているか?」「実際に使っている顧客はどのような意見をもっているのか?」などを調査するのがブランド調査です。
ブランド調査を行う方法としては、自社で行う方法と、専門の調査会社に依頼する方法の2つが挙げられます。それぞれの方法について、メリット・デメリットをご紹介します。
自社でブランド調査を行うメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
自社でブランド調査を行うデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
専門の調査会社に依頼するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
専門の調査会社に依頼するデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
上述の通り、ブランド調査を自社で行う場合、専門の調査会社に依頼する場合それぞれについて、メリット・デメリットが存在します。
自社の課題解決に役立つ質の高いブランド調査を行ってくれる調査会社を選ぶことができれば、成果に繋がるブランド調査を効率的に行うことができるようになります。以下では、信頼できるおすすめのブランド調査会社を紹介していきます。
ブランド調査を支援している国内の企業は多数存在しますが、今回はその中でも特におすすめの7社をご紹介します。それぞれの会社の特徴も説明しているため、自社に合った支援先を見つけるのに参考にしてみてください。
【おすすめのブランド調査支援企業】
AXIA Marketingは、ブランド調査における市場調査や、豊富な経験を活かした海外調査に至るまで、自社ブランドの発展に欠かせないブランド調査を全面的にサポートしています。
AXIA Marketingのブランド調査サービスの特徴として、以下のようなものが挙げられます。
こうした幅広い調査方法により、クライアントのブランドについて、客観的かつ適切な情報を収集し、公正なブランド評価を行うことができます。国内のみならず海外におけるブランド調査にも対応しているため、海外での自社の認知度や評価を知りたい企業をサポートすることも可能です。
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アスマークは、累計調査実績4万件を超える市場調査会社です。定量調査・定性調査にかかわらず、数多くの調査方法に対応しており、ブランド調査も手掛けています。
アスマークのブランド調査サービスの特徴として、以下のようなものが挙げられます。
アスマークは、大規模で良質なパネルや、国際規格に裏打ちされた質の高い調査に定評があります。国内の6つの都市に拠点を有しており、ブランド調査を含む、年間市場調査実績は6,600件以上、取引企業数は1,100社以上に達しています。
インテージは、業界最大規模のデータ保有量を誇る日本の市場調査代行・マーケティング支援会社です。インテージは、ブランド調査ができるデータ基盤「Ad Trace Panel」を提供しています。
インテージの「Ad Trace Panel」の特徴として、以下のようなものが挙げられます。
インテージは、最新トレンド情報やデータ活用法等のノウハウを発信する「知るギャラリー」、海外生活者・市場を理解するためのコンテンツを届ける「Global Market Surfer」などのメディアも運営しており、ブランド調査・市場調査に役立つ情報を日々発信しています。
マクロミルは、市場調査を通じてマーケティング課題を解決することを目指す、国内の大手市場調査会社です。ブランド調査の分野では、ブランド認知率や好意度などのブランディング指標をリアルタイムで取得し、ダッシュボードで可視化する「リアルタイム調査-ブランド指標継続調査-」というソリューションを提供しています。
マクロミルの「リアルタイム調査-ブランド指標継続調査-」の特徴として、以下のようなものが挙げられます。
特定の時点におけるブランド評価だけでなく、ブランド評価を時系列で追うことによって、キャンペーン期間中に改善策を講じるなど、より実践に役立つ調査が可能となります。
GMOリサーチ&AIは、様々なリサーチ業務の代行を担うGMOのグループ会社です。ブランド調査の分野では、サービスのブランド認知度や顧客ロイヤリティなどを多角的に測定できる「ブランド調査パッケージ」を提供しています。
GMOリサーチ&AIの「ブランド調査パッケージ」の特徴として、以下のようなものが挙げられます。
ブランド調査パッケージの料金は、調査目的によって異なりますが、おおむね1回の調査当たり25万円から40万円程度となっています。
日経リサーチは、「気づき」の力で世界を動かすことをモットーに、最適な調査手法・設計でリサーチ業務を行う日経グループの調査会社です。企業のブランド価値を可視化する「ブランド戦略サーベイ」というサービスを提供しています。
日経リサーチの「ブランド戦略サーベイ」の特徴として、以下のようなものが挙げられます。
日経リサーチは、年に1回、国内有力企業のブランド力を評価・分析した結果を発表しています。
アダムスコミュニケーションは、電話調査によるアンケート調査を強みとする調査会社です。電話調査を中心に、インターネット調査、アンケート調査、ブランド調査など様々な形態の調査業務を手掛けています。
アダムスコミュニケーションのブランド調査サービスの特徴として、以下のようなものが挙げられます。
ブランド調査を含むBtoB調査を年間100件以上も実施しています。電話でブランドに対する消費者の生の声を把握したい企業におすすめです。
ブランド調査の支援企業選びで失敗しないために、いくつか注意すべきポイントがあります。その中でも特に重要なポイントは、以下の4つです。
調査スコープや進め方を柔軟に指定することができるかどうかは、ブランド調査によって自社の目的を達成するために非常に重要です。ひとことでブランド調査といっても、調査対象となるブランドの定義、調査期間、調査方法などは様々であり、目的に応じて適切な調査の進め方は異なります。
ブランド調査サービスの中には、すでにスコープや進め方・手法が固まっていて、顧客の目的に応じた柔軟なカスタマイズに対応できないものも存在します。そのようなサービスを選んでしまうと、目的達成や課題解決に資さないブランド調査が行われ、時間とコストを無駄に費やしてしまうことになりかねません。
調査実施前にニーズや課題を丁寧にヒアリングしてくれるか、調査の進め方やその手法を選んだ理由をわかりやすく説明してくれるか、調査の対象や範囲について事前に入念なすり合わせを行ってくれるか、といった点に着目してサービスを選択するようにしましょう。
ブランド調査には、リサーチの企画力・戦略策定力、情報収集能力、データ分析力など様々なスキルが求められます。ブランド調査を実施する担当者の質は、調査結果の質にダイレクトに影響するといえるでしょう。
したがって、調査を実施する担当者がリサーチ経験・実績を十分に備えているかという点も重要な要素となります。見積りを取得する際に、担当者の経歴や実績もあわせて確認するとよいでしょう。
ブランド調査サービスの中には、国内のみに対応しているものもあれば、海外にも対応しているものもあります。そのため、特に海外における自社ブランドの認知度や評価の調査を依頼したい方は、その会社が海外における実績を有するかという点も確認しておく必要があります。
なお、海外調査にも対応している会社の中でも、全世界で実績を有する会社、アジアなど特定の地域に強みを持つ会社など様々あるため、自分が調査したいエリアを得意とする会社のサービスを選ぶようにしましょう。
ブランド調査の代行依頼には、当然ながら費用が発生します。調査内容や調査手法によってブランド調査の費用は大きく変わるため、多くのブランド調査サービスは固定価格を設けず、顧客ごとに見積りを発行しています。
特に、長期間にわたるブランド調査や海外でのブランド調査を依頼する場合には、費用が高額になりやすいです。したがって、本当にそこまでの費用をかける必要があるのか、そもそも自分たちで実施できるのではないか、他のより安価なサービスで代替できないかといった観点からの検討が欠かせません。
ブランド調査を成功させるためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。その中でも特に重要な点は、以下の5つです。
【ブランド調査を成功させるために重要なポイント】
ブランド調査の目的を具体的に設定することで、調査の方向性が明確になり、無駄な作業を省くことができます。「何を知りたいのか」「どのように活用するのか」を最初に定めることが重要です。
ブランド調査の目的の例としては、以下のようなものが挙げられます。
設定した目的はチーム内で共有することで、認識のずれがないようにしておきましょう。
ブランドの認知度やイメージを調査する対象を正しく設定することは、得られるデータの信頼性に大きくかかわります。ブランドの顧客層や潜在顧客層に基づいて、適切な対象を選定する必要があります。
どのようなターゲットが適切であるかは、ブランド調査の目的によって変わります。例えば、ブランドへの顧客満足度を把握することが目的なのであれば、既存の顧客リストや購入履歴を基に調査対象を選定するのが適切です。
一方で、潜在顧客のブランドに対する意識調査が目的なのであれば、競合の顧客などにターゲットとなる人がいる場合もあるでしょう。
ターゲットの年齢、性別、地域、ライフスタイルなど、属性を細かく設定することで、より具体的でインサイトに富んだ調査結果を得ることができるでしょう。
調査目的やターゲットに応じて、最適な調査手法を選ぶことで、効率的かつ効果的なデータ収集が可能になります。
ブランド調査の方法としては、以下のようなものが挙げられます。
複数の調査手法を組み合わせることで、定量データと定性データをバランスよく収集することができ、調査結果の信頼性を高めることができます。
ブランド調査では、ブランドイメージを具体的な指標に落とし込むことで、調査結果を分析しやすくなります。ブランドの強みや課題を数値や項目で可視化することで、感覚に頼らない調査が可能となります。
主な指標としては、以下のようなものが挙げられます。
明確な基準を設けることで、調査後の具体的なアクションにつなげることができるでしょう。
ブランドの認知度やイメージは、その時々の流行に左右されるものであり、時間の経過とともに変化します。そのため、調査を1回限りで終わらせず、定期的に実施してトレンドを把握することが重要です。
調査頻度は、業種や市場環境によっても変わりますが、ファンションやメイクなど季節単位でトレンドが変わるものであれば、より頻繁なブランド調査が必要になるでしょう。また、キャンペーンを行う前と後に調査を行い、効果を検証するなど、特定のイベントの際に調査を行うことも考えられます。
調査結果を時系列で比較することで、各施策・戦略の効果を検証し、次の施策に活用することができるようになります。
AXIA Marketingでは、ブランド調査における『市場調査』や、豊富な経験を活かした『海外調査』に至るまで、自社ブランドの発展に欠かせないブランド調査を全面的にサポートいたします。
豊富な知識と実績を持った専門スタッフがおります。
専門スタッフと共に、マーケティングに関する相談や調査設計をした上で、ブランド調査を行います。
1時間の無料オンライン相談も承っております
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参考文献
・ブランドイメージ調査(ブランド認知度調査) – アスマーク
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