金田大樹

記事の監修者

金田大樹

AXIA Marketing代表取締役

リサーチ会社を活用した経営判断を、日本企業の常識にしていくことがモットー。

鉄鋼専門商社や株式会社ネオキャリアのフィリピン現地法人での勤務を経て、リサーチ事業にて起業。中堅から大手調査会社やコンサルティング会社のリサーチのプロジェクト管理を行った。その後、AXIA Marketing(アクシアマーケティング)株式会社を設立し、代表取締役に就任。上場企業をはじめ、多くの企業の成長を「価値ある情報提供力」でサポートしている。

市場調査の費用相場を手法別(定量/定性/デスクリサーチ)・依頼先別(調査会社/コンサル/フリーランス)で2026年最新データを基に徹底解説。海外市場調査の費用や、無料で見積もりを比較するコツも紹介します。海外調査専門のAXIA Marketingが監修。

市場調査の費用相場は、調査会社に依頼する場合で「数十万円〜数千万円」と幅が広く、何から検討すればよいか迷う方も多いはずです。

本記事では、市場調査の費用を以下の観点から徹底解説します。

  • 手法別の費用相場(インターネット調査/インタビュー/ホームユーステストなど)
  • 依頼先別の費用相場(調査会社/コンサル/フリーランス)
  • 海外市場調査の費用相場(国別の目安)
  • 費用を抑えるための5つの実践的なコツ
  • AXIA Marketingの料金例(実際のレンジ)

結論からお伝えすると、市場調査は「目的に合った調査範囲と手法」を選べば、想定より低いコストで質の高い結果を得られます。まずは料金感をつかみ、必要であれば無料の見積もり相談をご活用ください。

市場調査の費用相場 早見表【手法別・依頼先別】

詳細を読む前に、まず全体の相場感をつかんでください。以下は、AXIA Marketingが過去に対応した案件の傾向を踏まえた目安です。

「依頼先別 費用相場 早見表」と題されたスライド。大手調査会社、ネット・専門調査会社、戦略コンサル、個人・フリーランス、クラウドソーシングといった依頼先ごとの費用レンジ、品質、海外対応、おすすめの用途が比較表でまとめられています。
「依頼先別 費用相場 早見表」と題されたスライド。大手調査会社、ネット・専門調査会社、戦略コンサル、個人・フリーランス、クラウドソーシングといった依頼先ごとの費用レンジ、品質、海外対応、おすすめの用途が比較表でまとめられています。

自社の調査目的と予算に応じて、最適な依頼先は変わります。「どこに依頼すべきか判断つかない」という場合は、AXIA Marketingの無料相談で第三者視点のアドバイスも可能です。

【手法別】市場調査の費用と価格相場

【手法別】市場調査の費用と価格相場」という見出しの下に配置された、白地に配置されたアナログ時計と、その手前に高く積み上げられた金貨の山のイメージ。

ここからは、各調査手法の費用感と特徴を、より詳しく解説していきます。市場調査は大きく「定量調査」と「定性調査」に分かれ、目的に応じて使い分けます。

定量調査の費用と価格相場

定量調査とは、調査結果を数値として結果に出す手法のことです。

企業や自社ブランドの『認知率』『リピート率』『顧客満足度』を明確に数値化できる調査方法です。

例えば、『この商品を買った人は前年比の25%UPです』などという調査方法です。

例えば「この商品を購入意向のあるターゲット層は20代女性の35%」「広告認知率は前月比12ポイント上昇」といった定量的なアウトプットが得られます。

定量調査は、調査方法が5つに分類することができます。

  • インターネット調査
  • 郵送調査
  • 聞き取り調査
  • 商圏調査
  • ホームユーステスト

上記5つは、それぞれ調査方法と費用が異なります。

順番に見ていきましょう。

インターネット調査

インターネット調査とは、調査を行いたい人にインターネットでアンケートに答えてもらう方法です。この方法は、現代のネット社会の利点を利用しています。

他の調査方法と比べて、特別な準備が不要なので、手軽に行えます。そのため、比較的低い費用で市場調査ができます。

一般的な価格は約10万〜50万円程度です。

費用変動の要因:サンプル数(n=100で約10万円、n=1,000で約50万円)、設問数(10問→30問で約2倍)、ターゲット層の絞り込み度合い(一般層は安く、専門職・富裕層は高い)

郵送調査

郵送調査とは、調査対象の人にアンケート用紙を郵送し、手書きで回答してもらう方法です。この方法は、高齢者やインターネットを使わない若い人たちに適しています。

ただし、アンケート用紙の準備や郵送にかかる送料が必要です。また、調査の回数や内容によって費用は変わります。

一般的な価格は約20万〜80万円程度です。

近年はネット調査が主流ですが、シニア層調査や行政・自治体の住民調査では今でも有効な手法です。回収率は20〜40%が一般的で、サンプル数×3倍程度の発送が目安となります。

聞き取り調査

聞き取り調査とは、インタビュアーが街角やイベント会場などで調査対象となる人物に直接声をかけ、その問いかけに直接回答してもらう手法です。

聞き取り調査は変な先入観や事前の打ち合わせが無い状態でインタビューをします。

したがって、顧客の忖度の無い『リアルな感想』を聞けることが最大のポイントです。

ただし、調査対象となる人物を見つけたりイベント会場を用意したりと、時間と場所を探す手間がかかってきます。

おおよその市場価格は15~80万円です。

商圏調査

商圏調査とは、特定の地域内で調査を行う方法です。

この調査では、その地域でどのような商品が使われているかや、競合他社の商品についての情報を集め、自社製品の需要を探ります。

商圏調査の特徴は、収集したデータを色分けして表示できる点です。これにより、データを客観的に分析できるというメリットがあります。

調査の範囲や内容によって費用は異なり、一般的な価格は1件あたり1万〜3万円程度です。

ホームユーステスト

ホームユーステストとは、調査対象者の自宅に商品を郵送し、実際にその商品を使ってもらった後に感想を聞く方法です。

この手法の最大の特徴は、「こうしてほしい」という具体的な意見を直接聞けることです。

調査にかかる期間は長くなりますが、その分、詳細な結果が得られます。ただし、他の調査方法と比べて商品の準備や送料が高くつくことがあります。

一般的な価格は50万〜100万円程度です。

1グループ=60〜90分・6名前後で実施するのが一般的で、1グループあたり25〜40万円が目安。複数グループ(例:4グループ=男女×年代別)で実施すると100〜200万円規模になります。

定性調査の費用と価格相場

定性調査とは、調査対象から「回答や意見」といった具体的な「情報」を収集する方法です。

たとえば、「この商品のここは良いけれど、こちらは別の方がいいかもしれない」といったような意見を集めます。

この定性調査は、4つのカテゴリーに分けることができます。

  • グループインタビュー
  • デプスインタビュー
  • 会場テスト
  • ミステリーショッパー

上記4つは、それぞれ調査手法と費用が異なります。

順番に紹介していきます。

グループインタビュー

グループインタビューとは、調査対象のモニター(顧客)を複数人集めて、会話形式で意見を収集する方法です。

インタビュアーがモニターと1対1ではなく、複数人でのやり取りになるため、より率直な意見を引き出したり、意見を深掘りしたりしやすくなります。

インタビューに参加する人数やグループ数によって費用は変わり、一般的な市場価格は10万〜130万円程度です。

デプスインタビュー

デプスインタビューとは、調査員であるインタビュアーが調査対象のモニター(顧客)と1対1で行うインタビュー形式の調査方法です。

この手法の大きな特徴は、一人のモニターにじっくり時間をかけて、その意見を深く掘り下げることができる点です。

インタビューを行う場所を用意するか、オンラインで実施するかによって費用が変わり、一般的な市場価格は10万〜40万円程度です。

会場テスト

会場テストとは、準備した会場にモニター(顧客)を集めて、その場でアンケートやインタビューに回答してもらう方法です。

この手法では、同じ質問を複数の人に聞くことができるため、リアルな感想や反応を得ることができます。

ただし、会場を用意する必要があるため、他の調査方法と比べて費用が高くなることがデメリットです。

一般的な市場価格は40万〜300万円程度です。

ミステリーショッパー

ミステリーショッパーとは、調査対象のモニターに自社ブランドの商品を店舗で購入してもらい、その感想を回答してもらう手法です。

モニターは自分の身元を明かさずに調査を行うことがあるため、モニターの性格によってアンケートの内容にばらつきが生じる可能性があります。

モニターが実際に店舗に足を運んで調査を行うため、会場や送料の準備は必要ありません。

一般的な市場価格は10万〜50万円程度です。

海外市場調査の費用相場【国別の目安】

海外市場調査は、対象国・現地調査の有無・通訳/翻訳の要否によって費用が大きく変動します。国内調査の1.5〜3倍の費用感が一般的です。AXIA Marketingの過去案件を基に、エリア別の費用感をご紹介します。

 「海外市場調査の費用相場 早見表」と題されたスライド。東南アジア、中華圏、韓国、北米、欧州、中東、インドの各対象エリア別に、デスクリサーチ、オンライン定量、インタビュー定性の費用目安が一覧表で掲載されています。

海外市場調査では、現地ネットワークを持つ調査会社に依頼することで、無駄な現地視察コストを削減できます。AXIA Marketingはフィリピン現地法人を含む独自ネットワークを保有しており、東南アジア調査では業界平均より20〜30%コストを抑えた提案が可能です。

【依頼先別】市場調査の費用と価格相場

「【依頼先別】市場調査の費用と価格相場」という見出しの下に配置された、黒板に白いチョークで描かれたシーソーの上に、オレンジ色で『PRICE(価格)』、青色で『VALUE(価値)』の文字が書かれ、バランスをとっているイメージ。

このセクションでは、市場調査を依頼した際の価格相場について説明しています。

依頼先によって市場調査の価格は異なりますので、予算を考慮することが重要です。

自社にとって最適な調査方法を検討し、効果的に市場調査を進めていきましょう。

市場調査会社に依頼する場合

大手の市場調査会社に依頼すると、一般的には200万円〜800万円程度の費用がかかります。

市場調査会社の規模はさまざまであり、調査内容や規模、会社の大きさによって価格が異なります。

予算に応じて調査会社を選んだり、調査内容を決めることで、希望の予算に合った調査が可能になります。

中堅・専門調査会社(AXIA Marketingなど)に依頼すれば、50〜500万円程度で同等以上の品質を得られるケースも多くあります。「大手=高品質」と必ずしも一致しないため、見積もりは複数社から取るのがおすすめです。

戦略コンサルティング会社に依頼する場合

戦略コンサルティング会社の価格相場は、一般的に1,500万円〜3,000万円程度です。

一見すると非常に高額に感じますが、この価格にはコンサルタントや分析調査員による分析結果が含まれています。そのため、費用が高くなるのです。

しかし、経営の専門家であるコンサルタントに直接依頼できることは、最大のメリットと言えるでしょう。

経営判断レベルの戦略策定や、M&A前のデューデリジェンスなど、調査結果が直接的に大きな意思決定に紐づく場合に検討すべき選択肢です。情報収集や仮説検証が主目的であれば、調査会社の方が費用対効果は高くなります。

個人やフリーランスに依頼する場合

個人やフリーランスに依頼した場合の価格相場は、約15万円〜150万円程度です。

個々の価格設定が異なるため、幅が広い印象があります。他の市場調査方法と比べて比較的安く依頼できるのが特徴です。

ただし、信頼性の低い相手に依頼すると、調査内容に満足できない可能性もあります。

依頼先を慎重に調査してから依頼することが重要です。

特に注意したいのが、調査品質の担保と情報漏洩リスクです。個人事業主に重要な競争戦略に関わる調査を依頼する場合は、NDA(秘密保持契約)と実績の確認を必ず行いましょう。

市場調査の費用に影響する5つの要素

「市場調査の費用に影響する5つの要素」という見出しの下に配置された、電卓、黒いペン、そして虫眼鏡で数字の並んだ書類の一部を拡大しているイメージ。

市場調査の価格に影響する要素は、次の5つです。

  • 調査内容と難易度
  • 調査手法
  • 調査の量とボリューム
  • 設問数と回収数
  • オプション

上記5つは、市場調査の価格に直接影響をもたらします。

自社ブランドの方向性や予算を考えて調査を進めていけるようにしましょう。

調査内容と難易度

調査内容とは、実際に調査するテーマやトピックのことです。

調査の難易度は、その内容から得られる「情報を集める難しさ」を指します。

つまり、調査内容が非常に簡単な場合よりも、難しい内容の方が費用が高くなる傾向があります。

【例】安価:北海道産のジャガイモの市場調査
   高価:海外産のチリパウダーの市場調査

調査手法

調査手法とは、調査を行う方法のことです。

主に「定量調査」と「定性調査」の2種類に分けられます

定量調査は「結果を数値で表す」方法であり、定性調査は「結果をグラフなどで示す」方法です。

また、調査手法によっては、調査のプロセスが長かったり、難易度が高かったりする場合、費用が上がることがあります。

【例】安価:定量調査のWebアンケート
   高価:定性調査の会場テスト

調査の量とボリューム

調査の量とボリュームとは、調査の内容に直接関係しています。

調査のステップが多いほど、調査の量とボリュームも増加します。

つまり、行程が増えれば増えるほど、費用も高くなる傾向があります。

【例】安価:50件分のアンケートを元にした調査内容
   高価:1,000件分のアンケートを元にした調査内容

設問数と回収数

設問数と回答数は、調査内容に直接関連しています。

設問数や回答数が多いアンケートは、自然に費用が高くなります。

しかし、多いことが必ずしも良いわけではありません。適切な設問数と回答数を設定することが重要です。

【例】安価:設問数が10個の調査内容
   高価:設問数が100個の調査内容

オプション

オプションとは、調査において不足している部分を補うことを指します。

調査を進める中で、「ここも追加したい」といった要望が出た場合には、追加料金が発生することがあります。

ただし、市場調査のすべてにおいて必ず発生するわけではありません。

もし調査内容に不足を感じる場合は、オプションを考慮することも重要です。

市場調査の費用を抑えるためのポイント

「市場調査の費用を抑えるためのポイント」という見出しの下に配置された、コインが詰まったガラス瓶と積み上げられたコインの山から、それぞれ緑の若葉が成長しているイメージ。

市場調査の費用は、できるだけ抑えたいと考える人が多いでしょう。

費用を抑えるためには、次の4つのポイントがあります。

  • 調査目的を明確にする
  • 適正な回収数やオプションを設定する
  • 目的に適した手法を用いる
  • Web上で可能な調査を行う
  • 複数社から相見積もりを取る

これらのポイントについて、以下で詳しく解説します。

調査目的を明確にする

まず最初に、市場調査の内容をしっかりと設定してください。

調査を進めるための指針を定めることは非常に重要です。

目的を明確にすることで、「市場調査を進める中で何が分からなくなってしまった!」という不安を解消できます。

明確な目的と調査内容を決めることで、調査にかける予算も決定できるでしょう。

適正な回収数やオプションを設定する

最初に適切な回収数を設定しておくことで、無駄な費用を抑えることができます。

回収数が多いからといって、必ずしも良い調査結果が得られるわけではありません。

重要なのは、調査内容に応じて適切な回収数やオプションを調整することです。

目的に適した手法を用いる

市場調査にはさまざまな手法がありますが、自社ブランドの印象や調査内容に応じて適切な手法を選ぶことが重要です。

もし手法が適切でない場合、無駄な費用や時間がかかることがあります。

迅速かつ効果的な市場調査を実施するためにも、目的に合った調査手法を選ぶようにしましょう。

Web上で可能な調査を行う

Web上で実施できる調査には、アンケート調査やオンライン調査などがあります。

現在、老若男女を問わず多くの人々がスマートフォンを持っているため、Web上で調査を行うことで、費用を抑えつつ広範囲な調査が可能になります。

さらに、費用がかからないだけでなく、ペーパーレスにもつながる点も大きなメリットです。

複数社から相見積もりを取る

最も効果的な費用削減手段は、必ず3社以上の調査会社から見積もりを取ることです。同じ調査内容でも、会社によって見積もり金額が2〜3倍違うことは珍しくありません。

相見積もりを取る際のコツは、各社に伝える条件を完全に揃えることです。サンプル数、ターゲット属性、設問数、納期、報告形式まで明文化したRFP(提案依頼書)を用意すれば、各社の見積もりを公平に比較できます。

また、価格だけでなく「調査設計の質」「業界の専門性」「過去の類似実績」も比較ポイントです。最安値の業者が、必ずしも最適な提案をしてくれるわけではない点にご注意ください。

AXIA Marketingでは、見積りだけのご相談も歓迎しています。他社見積もりと比較したい場合もお気軽にご相談ください。

市場調査で使えるフレームワーク

「市場調査で使えるフレームワーク」という見出しの下に配置された、ビジネスパーソンがタブレットを操作し、画面上にグラフや分析データのデジタルホログラムが浮かび上がっているイメージ。

市場調査をより効果的に行うためには、適切なフレームワーク(分析の枠組み)を活用することが重要です。フレームワークを使うことで、情報収集の方向性が明確になり、費用対効果の高い調査が可能になります。特に予算を抑えたい場合は、どのような情報が必要かを事前に整理できるフレームワークが役立ちます。

  • 3C分析
  • PEST分析
  • SWOT分析
  • ファイブフォース分析

以上のフレームワークを詳しく解説していきます。

3C分析

3C分析は「Customer(顧客)」「Competitor(競合)」「Company(自社)」の3つの視点から市場環境を分析するフレームワークです。「サンシー」や「スリーシー」と呼ばれています。

このフレームワークの魅力は、外部環境と内部環境の両方を総合的に見られる点です。顧客のニーズや行動パターン、競合他社の強みや弱み、そして自社のリソースや能力を整理することで、市場でのポジショニングが明確になります。

PEST分析

PEST分析は「Politics(政治)」「Economy(経済)」「Society(社会)」「Technology(技術)」の4つの切り口からマクロ環境を分析するフレームワークです。「ペスト分析」と呼ばれています。

PEST分析の利点は、自社だけでは対応が難しい外部環境の変化を予測し、それに備えられる点です。中長期的な事業計画や新規市場への参入を検討する際に特に役立ちます。例えば、海外展開を考えている場合、その国の政治的安定性、経済成長率、社会的価値観、技術インフラなどを調査することで、進出リスクを事前に把握できます。

SWOT分析

SWOT分析は「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」の4つの要素を整理するフレームワークです。「スウォット分析」と呼ばれ、内部環境(強み・弱み)と外部環境(機会・脅威)を同時に分析できる点が特徴です。

このフレームワークの魅力は、シンプルでありながら多角的な視点から現状を把握できることです。特に中小企業が限られた調査予算で最大限の効果を得たい場合は、まずSWOT分析で全体像を把握し、その後で重点的に調査すべき領域を特定するというアプローチが効率的です。

ファイブフォース分析

ファイブフォース分析は、マイケル・ポーターが提唱した、業界の競争環境を5つの力から分析するフレームワークです。「5F分析」とも呼ばれ、「既存企業間の競争」「新規参入の脅威」「代替品の脅威」「買い手の交渉力」「売り手の交渉力」の5つの視点から業界構造を理解します。

このフレームワークの特徴は、業界全体の収益性や競争の激しさを体系的に分析できる点です。新規事業の立ち上げを検討している場合、その業界での5つの力の強さを調査することで、参入障壁や将来の収益性を予測できます。

これらのフレームワークを使えば、調査前の段階で「何を調べるべきか」が整理され、結果的に調査範囲が絞れて費用も抑えられます。AXIA Marketingでは、無料相談の段階でフレームワークを用いた論点整理から支援可能です。

競合調査の具体的なやり方や調査項目については、別記事「競合調査とは?やり方や調査項目、フレームワークまで徹底解説」(/knowledge/5913/)で詳しく解説しています。

市場調査会社に依頼する5つのメリット

「市場調査会社に依頼する5つのメリット」という見出しの下に配置された、光る世界地図のネットワークグラフィックが重ねられたビジネスパーソン同士の握手のイメージ。

市場調査は自社でも実施できますが、専門の市場調査会社に依頼することで得られるメリットはたくさんあります。費用はかかりますが、その分だけの価値を得られることが多いです。

市場調査会社に依頼する主なメリットには以下の5つがあります。

  • 目的に合った専門的な提案が受けられる
  • 調査にかかる時間を大幅に短縮できる
  • 最新の市場情報をタイムリーに入手できる
  • 調査対象者から具体的で深い意見を引き出せる
  • 客観的かつ正確に分析されたデータが得られる

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

自社の目的に合った提案を受けられる

市場調査会社は調査のプロフェッショナルです。彼らは様々な業界での調査経験を持ち、どのような方法で調査すれば効果的に情報を集められるかを熟知しています。

調査を行う際には「対象者の選定」「調査手法の決定」「質問項目の作成」など、多くの専門的な判断が必要になります。市場調査会社は、あなたの目的に最適な調査設計を提案してくれるでしょう。

自社で行うよりも迅速に市場調査が終わる

市場調査に不慣れな企業が自社で調査を行おうとすると、多くの時間と労力がかかります。質問票の作成、対象者の選定、データ収集、分析など、ひとつひとつの工程に想像以上の時間がかかるものです。

市場調査会社はこうした一連の作業を効率よく進めるノウハウを持っています。調査のためのシステムやネットワークがすでに整っているため、自社で行うよりもずっと短期間で調査を完了させることができます。

市場調査会社に依頼することで、ビジネスチャンスを逃さず、迅速な意思決定が可能になります。特に競争の激しい市場では、このスピード感が大きな差を生み出すことがあります。

市場のホットな情報を入手できる

市場は常に変化しています。特に現代のようなスピード感のある時代では、情報が古くなるのも早いものです。自社で時間をかけて調査を行うと、分析結果が出るころには既に古い情報になっていることもあります。

市場調査会社は日常的に様々な調査を行っているため、最新の市場動向や消費者心理に精通しています。また、効率的な調査方法によって、タイムラグの少ない新鮮な情報を集めることができるのです。

対象者からより具体的な意見を聞ける

良質な市場調査では、単に表面的な回答を集めるだけでなく、消費者の本音や潜在的なニーズを引き出すことが重要です。しかし、これは意外と難しいスキルを必要とします。

市場調査会社は、対象者から有益な情報を引き出すためのテクニックを持っています。インタビューの方法や質問の仕方、雰囲気づくりなど、様々な工夫によって、自社では得られないような具体的で深い意見を集めることができます。

正確に分析された客観的なデータが入手できる

データの収集だけでなく、その分析と解釈も市場調査の重要な要素です。自社で分析を行うと、どうしても自社製品への思い入れや先入観が入り込み、客観性を欠いた結果になりがちです。

市場調査会社は第三者の立場から、冷静かつ客観的にデータを分析します。また、データ分析の専門知識や経験を持っているため、単純な集計だけでなく、クロス分析や多変量解析など、より深い洞察を導き出すことができます。​​​​​​​​​​​​​​​​

市場調査会社の選び方

「市場調査会社の選び方」という見出しの下に配置された、木目の机の上に置かれた茶色い革表紙の古いノートと虫眼鏡のイメージ。

市場調査会社は多数存在します。

自社に合った会社を見極めるためには、「市場調査会社について知る」ことが不可欠です。

調査会社の特徴を理解することで、自社に適した調査会社を見つけることができるでしょう。以下で詳しく解説します。

自社の予算に合うか確認する

市場調査には必ず費用がかかりますが、高額な費用をかけたからといって、必ずしも良い調査結果が得られるわけではありません

自社ブランドを運営する上で、予算は非常に重要です。

希望する予算内で、市場調査の内容を完全に満たしてくれる調査会社を選ぶようにしましょう。

各会社が得意とするリサーチ方法を確認する

市場調査会社には、それぞれ得意な分野があります。

たとえば、「アパレルを得意とする会社」に「建築分野の調査をお願いしたい」と依頼した場合、調査は実施されるかもしれませんが、納得のいく結果が得られるかは不確かです。

そうならないために、市場調査を依頼する前に「どの調査会社が自分の調査内容に適した得意分野を持っているのか」を事前にリサーチすることが重要です。

複数の会社を比較検討する

前述したように、市場調査会社はたくさんあります。

市場調査の内容に応じて調査会社を選ぶ必要があるため、選んだ調査会社以外にも同じ調査内容を得意とする会社は必ず存在します。

複数の調査会社を比較することで、自社に最適な調査会社を見つけることができるでしょう。

市場調査会社の比較については、別記事「おすすめの市場調査代行サービス15選を比較」(/knowledge/3370/)で各社の特徴・強み・得意領域を詳しくまとめています。会社選びに迷ったらぜひ参考にしてください。

AXIA Marketingの市場調査 料金例

「結局、AXIA Marketingに頼むといくらかかるの?」という疑問にお答えします。以下は実際の案件をベースにした料金例です。詳細な見積もりは無料相談にて個別にご提示します。

「AXIA MARKETING 料金例」と題されたスライド。デスクリサーチ、標準リサーチ、海外現地調査、複数国調査、顧問リサーチといった各プランの料金目安と、それに含まれるサービス内容(報告書、ヒアリング等)の表が記載されています。

AXIA Marketingの強みは、海外調査における現地ネットワーク(フィリピン現地法人を含む独自網)と、業界特化型の専門性です。「他社見積りが想定より高かった」「もっと現地のリアルが欲しい」というご相談も多数いただいています。

市場調査の費用に関するよくある質問

Q1. 最も安く市場調査を実施できる方法は?

インターネット調査(定量)を、サンプル数を絞って(n=100〜200)実施するのが最安です。10〜20万円程度で着手可能です。ただし、調査目的によってはサンプル数不足で示唆が得られないこともあるため、目的に応じた最小サンプル数の設計が重要です。

Q2. 市場調査の費用は何で決まりますか?

主に「調査手法」「サンプル数」「設問数」「対象者の希少性」「報告書の詳細度」の5要素で決まります。最も影響が大きいのはサンプル数と対象者の希少性で、富裕層・経営者・特定業界の意思決定者へのアプローチは、一般消費者調査の2〜5倍の費用がかかります。

Q3. 無料で実施できる市場調査はありますか?

Googleアンケート、SurveyMonkey、Microsoft Forms などのツールを使って、自社の顧客や知人ネットワークに対して実施するのは無料です。ただし、第三者の客観性が必要な調査や、特定セグメントを狙った調査には向きません。

Q4. 市場調査の費用は税込/税抜どちらが一般的ですか?

BtoB調査会社の見積もりは税抜表記が一般的です。実際の支払額は表記金額×1.1(消費税10%)となります。発注時には必ず税込・税抜を確認しましょう。

Q5. 見積もりだけでも依頼できますか?

はい、ほとんどの調査会社で見積もりは無料です。AXIA Marketingでも、お見積もりだけのご相談を歓迎しています。複数社から見積もりを取って比較した上で発注先を決めることをおすすめします。

Q6. 中小企業でも依頼できる費用感はありますか?

はい、簡易デスクリサーチ(30〜80万円)や、サンプル数を絞ったオンライン定量調査(10〜50万円)であれば、中小企業の予算でも依頼可能です。また、「全部任せる」のではなく「設計と分析だけ依頼し、実査は自社で行う」というハイブリッド型も予算を抑える有効な選択肢です。

Q7. 海外市場調査と国内調査では、なぜ費用が違うのですか?

主な要因は、現地ネットワーク構築費用、翻訳・通訳費用、現地視察の渡航費、為替変動の影響です。同じ調査内容でも、国内調査の1.5〜3倍の費用感が一般的です。ただし、現地法人を持つ調査会社(AXIA Marketingなど)に依頼すれば、現地調査のコストを大きく抑えることが可能です。

市場調査ならAXIA Marketing

AXIA Marketingでは、市場調査のプロがお客様の納得のいくサービスを提供しております。

予算や市場調査の内容を合わせ、十分なヒアリングをし、知識豊富な市場調査のプロがお客様の納得いくサービスを提供することを心がけております。

AXIA Marketingの強み:

  • 国内外の市場調査に対応(特に東南アジア・ASEAN市場に強み)
  • フィリピン現地法人を含む独自ネットワーク
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参考文献
市場調査の費用相場はどれぐらい?手法別に紹介 – ネットリサーチ比較
市場調査の依頼費用を安くする方法:料金相場をコンサルが解説 – Osirabe!
市場調査をマーケティングリサーチ会社に依頼した際の費用相場は?内訳を詳しく解説 – 比較biz
無印良品に見る、顧客中心設計とUXリサーチ‐note
マーケティングメディア:今すぐ真似したいアイディアと成功事例17選 – shopify
市場調査とは?代表的な10の手法と種類、やり方、メリットを解説 – Surveroid
市場調査会社とは|依頼するメリットや依頼する際のチェックポイントを解説 – KOTODORI

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