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おすすめのブランド調査支援企業7選|特徴/強み~選び方まで

ブランド 調査 企業

ブランド調査とは、自社の商品やサービスが、顧客からどのようなイメージを持たれているかをあらゆる情報を基に調査することです。これにより、自社の知名度やポジショニングが明らかとなり、競争優位性を確立することが可能となります。

しかし、適切な方法でブランド調査を行わないと、偏った意見を一般的な意見と誤解して誤ったポジショニング戦略に終始してしまうなどのリスクがあります。

そのため、自社に十分な調査ノウハウがない場合には、専門の調査会社にブランド調査の実施を依頼することが有効です。

そこで本記事では、ブランド調査を支援するおすすめの企業7選について、それぞれの企業の特徴・強みや選び方とともに分かりやすくご紹介します。

本記事を読めば、自社の目的に合った適切な調査会社を選ぶ上で有益な情報を手に入れることができますので、ぜひ最後までお読みください。

そもそもブランド調査とは?

そもそもブランド調査とは?

ブランド調査とは、企業が提供する商品やサービスに対して、企業全体のブランドイメージや認知度をあらゆる情報から調査することです。

私たちは日常の中で、洋服やPC、スキンケア用品、食べ物、飲み物など、たくさんのブランド商品を目にしています。

それぞれのブランドには、独自の商品イメージがあるはずです。例えば、『安くて安全が売りな食べ物』だったり、『手軽に手に取りやすいような店舗展開している服屋』、『わかりやすいキャッチコピーを考えているスキンケア製品』など様々でしょう。

これら一つひとつの商品に対し、「商品をどのように販売しようか?」「似たような競合他社の製品はどんな方法で販売されているか?」「実際に使っている顧客はどのような意見をもっているのか?」などを調査するのがブランド調査です。

ブランド調査を行う2つの方法

ブランド調査を行う方法としては、自社で行う方法と、専門の調査会社に依頼する方法の2つが挙げられます。それぞれの方法について、メリット・デメリットをご紹介します。

自社で調査する

メリット

自社でブランド調査を行うメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 調査会社等に報酬を支払わなくてよいためコストを低く抑えられる
  • 自社ブランドに最も精通した自社の社員によって適切な調査を実施できるという側面もある

デメリット

自社でブランド調査を行うデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 不適切な調査方法により誤った調査結果が検出されるリスクがある
  • ノウハウや経験が不足していると、かえって工数やコストがかかってしまう場合がある
  • 無意識に自社に都合の良い情報ばかり集めてしまうといったバイアスにとらわれるおそれがある

専門の調査会社に依頼する

メリット

専門の調査会社に依頼するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 効率的かつ中立・適正な調査を行うことができる
  • 調査だけでなく、調査結果を踏まえたブランド戦略に関する助言を受けることもできる
  • ポジショニングの確立や競合との差別化など本質的な検討に時間を使うことができる

デメリット

専門の調査会社に依頼するデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 調査会社に支払う報酬等の費用が発生する
  • 信頼できる調査会社を選ぶのが難しい

上述の通り、ブランド調査を自社で行う場合、専門の調査会社に依頼する場合それぞれについて、メリット・デメリットが存在します。

自社の課題解決に役立つ質の高いブランド調査を行ってくれる調査会社を選ぶことができれば、成果に繋がるブランド調査を効率的に行うことができるようになります。以下では、信頼できるおすすめのブランド調査会社を紹介していきます。

ブランド調査を支援するおすすめ企業7選

ブランド調査を支援している国内の企業は多数存在しますが、今回はその中でも特におすすめの7社をご紹介します。それぞれの会社の特徴も説明しているため、自社に合った支援先を見つけるのに参考にしてみてください。

【おすすめのブランド調査支援企業】

  • AXIA Marketing
  • アスマーク
  • インテージ
  • マクロミル
  • GMOリサーチ&AI
  • 日経リサーチ
  • アダムスコミュニケーション

AXIA Marketing

AXIA Marketing

AXIA Marketingは、ブランド調査における市場調査や、豊富な経験を活かした海外調査に至るまで、自社ブランドの発展に欠かせないブランド調査を全面的にサポートしています。

AXIA Marketingのブランド調査サービスの特徴として、以下のようなものが挙げられます。

  • クライアントのブランド調査の目的を詳細にヒアリングし、ニーズに応じて調査方法や範囲のカスタマイズが可能
  • クライアントのブランドを深く理解し、適切な情報を集めて、精度の高いブランド評価を実施
  • 業界のコネクションを活かした有識者へのインタビュー調査や競合調査、アライアンス調査などを駆使

こうした幅広い調査方法により、クライアントのブランドについて、客観的かつ適切な情報を収集し、公正なブランド評価を行うことができます。国内のみならず海外におけるブランド調査にも対応しているため、海外での自社の認知度や評価を知りたい企業をサポートすることも可能です。

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アスマーク

アスマーク
引用:アスマーク公式サイト

アスマークは、累計調査実績4万件を超える市場調査会社です。定量調査・定性調査にかかわらず、数多くの調査方法に対応しており、ブランド調査も手掛けています。

アスマークのブランド調査サービスの特徴として、以下のようなものが挙げられます。

  • 各社のブランドイメージや商品/サービスについて、顧客への浸透度・ロイヤリティ・評価などを多面的・定期的に測定し、市場における自社ブランドのポジションを可視化
  • ネットリサーチをメインに行い、主に定量的なデータに基づく評価を実施
  • 1,800万以上の豊富なパネルから適切な数のサンプルを抽出することで正確なブランド評価が可能

アスマークは、大規模で良質なパネルや、国際規格に裏打ちされた質の高い調査に定評があります。国内の6つの都市に拠点を有しており、ブランド調査を含む、年間市場調査実績は6,600件以上、取引企業数は1,100社以上に達しています。

インテージ

インテージ
引用:インテージ公式サイト

インテージは、業界最大規模のデータ保有量を誇る日本の市場調査代行・マーケティング支援会社です。インテージは、ブランド調査ができるデータ基盤「Ad Trace Panel」を提供しています。

インテージの「Ad Trace Panel」の特徴として、以下のようなものが挙げられます。

  • 約500万人規模の大規模調査パネルから構築されている
  • Web広告の効果測定を通じた商品認知や好意度の調査が可能
  • 自社アプリの広告効果や離脱者の特徴なども把握できる

インテージは、最新トレンド情報やデータ活用法等のノウハウを発信する「知るギャラリー」、海外生活者・市場を理解するためのコンテンツを届ける「Global Market Surfer」などのメディアも運営しており、ブランド調査・市場調査に役立つ情報を日々発信しています。

マクロミル

マクロミル
引用:マクロミル公式サイト

マクロミルは、市場調査を通じてマーケティング課題を解決することを目指す、国内の大手市場調査会社です。ブランド調査の分野では、ブランド認知率や好意度などのブランディング指標をリアルタイムで取得し、ダッシュボードで可視化する「リアルタイム調査-ブランド指標継続調査-」というソリューションを提供しています。

マクロミルの「リアルタイム調査-ブランド指標継続調査-」の特徴として、以下のようなものが挙げられます。

  • 断層的な調査ではなく、一定期間中リアルタイムで情報を取得することで、連続的な調査が可能
  • 納品データをオリジナルのダッシュボードに集計し、調査完了翌日に提供

特定の時点におけるブランド評価だけでなく、ブランド評価を時系列で追うことによって、キャンペーン期間中に改善策を講じるなど、より実践に役立つ調査が可能となります。

GMOリサーチ&AI

GMOリサーチ&AI
引用:GMOリサーチ&AI公式サイト

GMOリサーチ&AIは、様々なリサーチ業務の代行を担うGMOのグループ会社です。ブランド調査の分野では、サービスのブランド認知度や顧客ロイヤリティなどを多角的に測定できる「ブランド調査パッケージ」を提供しています。

GMOリサーチ&AIの「ブランド調査パッケージ」の特徴として、以下のようなものが挙げられます。

  • 客観的な情報・データに基づく戦略立案、製品開発に最適な調査を安価かつ迅速に提供
  • 調査設計からレポート作成までワンストップで提供
  • 4つの調査テンプレートとAIを組み合わせて最短2週間で質の高い調査結果を提供

ブランド調査パッケージの料金は、調査目的によって異なりますが、おおむね1回の調査当たり25万円から40万円程度となっています。

日経リサーチ

日経リサーチ
引用:日経リサーチ公式サイト

日経リサーチは、「気づき」の力で世界を動かすことをモットーに、最適な調査手法・設計でリサーチ業務を行う日経グループの調査会社です。企業のブランド価値を可視化する「ブランド戦略サーベイ」というサービスを提供しています。

日経リサーチの「ブランド戦略サーベイ」の特徴として、以下のようなものが挙げられます。

  • 国内外の600企業のブランド調査結果を記録したデータベースを活用し、競合比較や様々な分析が可能
  • ブランドを、「総合力」「浸透レベル」「構成要素」の3つの観点からとらえ、企業と消費者の両視点からブランド価値を正確に可視化
  • 22年前にさかのぼり、ブランド評価の変遷を時系列で把握できる

日経リサーチは、年に1回、国内有力企業のブランド力を評価・分析した結果を発表しています。

アダムスコミュニケーション

アダムスコミュニケーション
引用:アダムスコミュニケーション公式サイト

アダムスコミュニケーションは、電話調査によるアンケート調査を強みとする調査会社です。電話調査を中心に、インターネット調査、アンケート調査、ブランド調査など様々な形態の調査業務を手掛けています。

アダムスコミュニケーションのブランド調査サービスの特徴として、以下のようなものが挙げられます。

  • 各社独自の商品・サービスなどの特定ブランドに対する調査、企業としてのコーポレートブランドに対する調査のいずれにも対応
  • 競合ブランドとの相対比較も実施

ブランド調査を含むBtoB調査を年間100件以上も実施しています。電話でブランドに対する消費者の生の声を把握したい企業におすすめです。

ブランド調査の支援企業選びで失敗しないための4つのポイント

ブランド調査の支援企業選びで失敗しないための4つのポイント

ブランド調査の支援企業選びで失敗しないために、いくつか注意すべきポイントがあります。その中でも特に重要なポイントは、以下の4つです。

  • ブランド調査のスコープや進め方を柔軟に指定できるか
  • 担当者のブランド調査の経験が十分か
  • 海外のブランド調査にも対応しているか
  • 費用対効果が見合っているか

ブランド調査のスコープや進め方を柔軟に指定できるか

調査スコープや進め方を柔軟に指定することができるかどうかは、ブランド調査によって自社の目的を達成するために非常に重要です。ひとことでブランド調査といっても、調査対象となるブランドの定義、調査期間、調査方法などは様々であり、目的に応じて適切な調査の進め方は異なります。

ブランド調査サービスの中には、すでにスコープや進め方・手法が固まっていて、顧客の目的に応じた柔軟なカスタマイズに対応できないものも存在します。そのようなサービスを選んでしまうと、目的達成や課題解決に資さないブランド調査が行われ、時間とコストを無駄に費やしてしまうことになりかねません。

調査実施前にニーズや課題を丁寧にヒアリングしてくれるか、調査の進め方やその手法を選んだ理由をわかりやすく説明してくれるか、調査の対象や範囲について事前に入念なすり合わせを行ってくれるか、といった点に着目してサービスを選択するようにしましょう。

担当者のブランド調査の経験が十分か

ブランド調査には、リサーチの企画力・戦略策定力、情報収集能力、データ分析力など様々なスキルが求められます。ブランド調査を実施する担当者の質は、調査結果の質にダイレクトに影響するといえるでしょう。

したがって、調査を実施する担当者がリサーチ経験・実績を十分に備えているかという点も重要な要素となります。見積りを取得する際に、担当者の経歴や実績もあわせて確認するとよいでしょう。

海外のブランド調査にも対応しているか

ブランド調査サービスの中には、国内のみに対応しているものもあれば、海外にも対応しているものもあります。そのため、特に海外における自社ブランドの認知度や評価の調査を依頼したい方は、その会社が海外における実績を有するかという点も確認しておく必要があります。

なお、海外調査にも対応している会社の中でも、全世界で実績を有する会社、アジアなど特定の地域に強みを持つ会社など様々あるため、自分が調査したいエリアを得意とする会社のサービスを選ぶようにしましょう。

費用対効果が見合っているか

ブランド調査の代行依頼には、当然ながら費用が発生します。調査内容や調査手法によってブランド調査の費用は大きく変わるため、多くのブランド調査サービスは固定価格を設けず、顧客ごとに見積りを発行しています。

特に、長期間にわたるブランド調査や海外でのブランド調査を依頼する場合には、費用が高額になりやすいです。したがって、本当にそこまでの費用をかける必要があるのか、そもそも自分たちで実施できるのではないか、他のより安価なサービスで代替できないかといった観点からの検討が欠かせません。

ブランド調査を成功させるための5つのポイント

ブランド調査を成功させるためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。その中でも特に重要な点は、以下の5つです。

【ブランド調査を成功させるために重要なポイント】

  • ブランド調査の目的を明確にする
  • ターゲットを適切に設定する
  • 適切な調査手法を選択する
  • ブランドイメージの指標を設定する
  • 定期的な調査で変化を追跡する

ブランド調査の目的を明確にする

ブランド調査の目的を具体的に設定することで、調査の方向性が明確になり、無駄な作業を省くことができます。「何を知りたいのか」「どのように活用するのか」を最初に定めることが重要です。

ブランド調査の目的の例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ブランド認知度を測定し、マーケティング戦略の改善に役立てる
  • 顧客がブランドに抱いているイメージを把握する
  • 競合ブランドと比較して、自社の優位性や課題を明らかにする

設定した目的はチーム内で共有することで、認識のずれがないようにしておきましょう。

ターゲットを適切に設定する

ブランドの認知度やイメージを調査する対象を正しく設定することは、得られるデータの信頼性に大きくかかわります。ブランドの顧客層や潜在顧客層に基づいて、適切な対象を選定する必要があります。

どのようなターゲットが適切であるかは、ブランド調査の目的によって変わります。例えば、ブランドへの顧客満足度を把握することが目的なのであれば、既存の顧客リストや購入履歴を基に調査対象を選定するのが適切です。

一方で、潜在顧客のブランドに対する意識調査が目的なのであれば、競合の顧客などにターゲットとなる人がいる場合もあるでしょう。
ターゲットの年齢、性別、地域、ライフスタイルなど、属性を細かく設定することで、より具体的でインサイトに富んだ調査結果を得ることができるでしょう。

適切な調査手法を選択する

調査目的やターゲットに応じて、最適な調査手法を選ぶことで、効率的かつ効果的なデータ収集が可能になります。

ブランド調査の方法としては、以下のようなものが挙げられます。

  • アンケート調査
    • オンラインアンケートを活用して、広範囲のターゲット層からブランド認知度やイメージを調査
    • 店頭アンケートで、購入直後の顧客の生の声を収集
  • インタビュー調査
    • 既存顧客やヘビーユーザーに直接インタビューし、ブランドイメージや改善点に関する質問を実施
  • SNS調査
    • ブランド名に関する投稿や口コミを収集し、顧客がブランドに対してどのような感情や意見を持っているかを調べる
  • 競合調査
    • 他社の広告、キャンペーン、製品特徴を調査し、自社ブランドとの差別化ポイントを明確にする

複数の調査手法を組み合わせることで、定量データと定性データをバランスよく収集することができ、調査結果の信頼性を高めることができます。

ブランドイメージの指標を設定する

ブランド調査では、ブランドイメージを具体的な指標に落とし込むことで、調査結果を分析しやすくなります。ブランドの強みや課題を数値や項目で可視化することで、感覚に頼らない調査が可能となります。

主な指標としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 認知度:ブランドを知っている顧客の割合
  • 好感度:ブランドに対するポジティブな感情を持つ顧客の割合
  • 購買意向:ブランド商品を購入したいと思う顧客の割合
  • 競合優位性:競合ブランドと比較した際の満足度や独自性

明確な基準を設けることで、調査後の具体的なアクションにつなげることができるでしょう。

定期的な調査で変化を追跡する

ブランドの認知度やイメージは、その時々の流行に左右されるものであり、時間の経過とともに変化します。そのため、調査を1回限りで終わらせず、定期的に実施してトレンドを把握することが重要です。

調査頻度は、業種や市場環境によっても変わりますが、ファンションやメイクなど季節単位でトレンドが変わるものであれば、より頻繁なブランド調査が必要になるでしょう。また、キャンペーンを行う前と後に調査を行い、効果を検証するなど、特定のイベントの際に調査を行うことも考えられます。
調査結果を時系列で比較することで、各施策・戦略の効果を検証し、次の施策に活用することができるようになります。

ブランド調査を依頼するならAXIA Marketing

AXIA Marketingでは、ブランド調査における『市場調査』や、豊富な経験を活かした『海外調査』に至るまで、自社ブランドの発展に欠かせないブランド調査を全面的にサポートいたします。

豊富な知識と実績を持った専門スタッフがおります。

専門スタッフと共に、マーケティングに関する相談や調査設計をした上で、ブランド調査を行います。

サービスの詳細については、こちらをご覧ください。

1時間の無料オンライン相談も承っております
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参考文献

ブランドイメージ調査(ブランド認知度調査) – アスマーク

アダムスコミュニケーション公式サイト

Ad Trace Panel – インテージ

リアルタイム調査-ブランド指標継続調査- – マクロミル

ブランド調査パッケージ – GMOリサーチ&AI

ブランド戦略サーベイ – 日経リサーチ

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