新用途での海外市場参入に向けた市場概況把握・参入パターン検討

概要

化学素材における新用途での事業展開を検討中のクライアントX社に対し、対象2カ国の市場概況や主要プレイヤーを整理の上、参入仮説パターンを提示した。

・支援期間：3ヶ月

・費用：300~400万円(同程度の調査スコープの場合)

背景

X社は国内市場での伸び悩みを踏まえ、海外での市場成長率が高いS業界に着目し、市場として形成段階にある２地域において、どのように参入すべきか検討していた。

参入パターンを検討するにも、自社内の情報では判断材料に欠けている現状であり、外部からの客観的な情報をもとにした参入戦略の構築が不可欠となっていた。

実施内容・成果

対象２地域における有識者ヒアリングやデスクリサーチを通して、市場ポテンシャルや各用途での参入可能性、想定される商流や顧客ニーズなど市場概況を整理した。そのうえで中間報告にて深掘りすべき方向性や着地点のすり合わせを行い、追加リサーチを実施。

最終的には市場全体感の把握に加え、考えられる参入パターンを提示し、クライアント社内で事業戦略を策定する上で十分な判断材料として活用された。

また、主要プレイヤーのうち、クライアントがアプローチすべき提携候補先の企業名やその根拠まで説明の上、ネクストアクションの明確化に寄与した。

プロジェクトの進め方

00
提案

調査開始に向けた擦り合わせ
・調査背景や目的を踏まえ、重視すべき論点から調査項目の落とし込みを実施
・希望の予算と納期に応じた調査手法・ボリュームおよびスケジュールを設計
01
(受注後)キックオフ

把握すべき調査項目の深さや抜け漏れの擦り合わせを実施。加えて、今回検証すべき有識者の優先度づけを行った。
02
デスクリサーチ

以下内容を収集し、有識者ヒアリングに向けた仮説立てに活用
・各国の市場規模
・市場成長要因
・主要トレンド、先行事例
・法規制
・主要プレイヤーの洗い出し
・想定される商流や関係性仮説
03
有識者ヒアリング・資料作成

デスクリサーチで得た調査結果の妥当性や網羅性を検証。
当該市場の参入障壁や参入パターン案を有識者目線で把握し、資料上で要点を整理。
04
中間報告

この段階までで得た調査結果を報告の上、最終報告で想定される着地点や期待値の擦り合わせを実施。
最終報告までに深掘りすべき内容の確認を行った。
05
追加リサーチ・資料仕上げ
06
最終報告

追加リサーチ内容に加え、全体を通して考えられる参入パターンを提示。
主要プレイヤーのうち、クライアントがアプローチすべき提携候補先の企業名やその根拠まで説明の上、ネクストアクションの明確化に寄与した。